猫も脱水症状になるって聞いたんですが本当ですか?
脱水症状になるとどんな症状が出ますか?
対処法があれば教えてください。
このような疑問を解決します!
実は、猫も脱水症状になることがあります。
特に猫は、犬に比べて水を飲む量が少ないため、脱水症状になりやすいのです。
日頃から猫ちゃんの様子をチェックし、脱水症状を予防できるように注意することが大切です。
この記事では、猫の脱水症状について、脱水症状になる理由や見分け方・予防方法などを解説します。
猫も脱水症状になる!
猫も脱水症状になることがあります。
脱水症状とは、体内の水分量が減ってしまうことで起こる状態です。
猫は、犬に比べて水を飲む量が少ないため、脱水症状になりやすいです。
そのため、猫の脱水症状を予防できるように、日頃から猫ちゃんの様子をチェックして注意しておく必要があります。
猫が脱水症状になる理由
猫が脱水症状になる理由には以下のようなことが考えられます。
- 不適切な水分摂取
猫が十分な水を飲んでいない場合、脱水症状になる可能性があります。特に乾燥した気候や高温の環境では、水分摂取に十分注意が必要です。 - 嘔吐や下痢
猫が嘔吐や下痢をしている場合、体内の水分が失われて脱水症状を引き起すことがあります。 - 熱中症
高温環境や日光に長時間さらされることで、猫も熱中症になりやすく、脱水症状が起こる場合があります。 - 病気やストレス
病気やストレスにより、猫が水を摂取する意欲がなくなることがあります。それにより脱水症状を引き起こす可能性があります。
脱水症状は、猫の健康に影響を及ぼす可能性があるため、早期に対処することが重要です!!
猫が脱水症状を起こす前に予防するには?
猫の脱水症状を予防するには、以下のような方法があります。
- 常に新鮮な水を用意する。
- ウェットフードを与えたりして食事に注意する。
- 水のボウルを複数個用意し、家の中の様々な場所に置く。
- 快適な環境で過ごせるように気温管理を行う。
- 猫が水を飲む量・回数をチェックする。
- 病気やストレスの対応。
猫は、犬に比べて水を飲む量が少ないため、脱水症状になりやすいです。
そのため、猫の脱水症状を予防するためには、特に注意が必要です。
1.常に新鮮な水を用意する
猫の飲料水容器には、常に清潔で新鮮な水を入れておくことが大切です。
特に、夏場は水が熱くなってることがあるので、常温で飲みやすい温度のお水が猫ちゃんも喜んでくれます。
水を頻繁に交換し、汚れたり腐敗したりしないように注意してくださいね!!
常に「新鮮なお水を」と考えると自動給水器がおすすめです。
我が家は二階建てなので、2階の給水所には自動給水器を置いています。頻繁に水換えが大変なところには自動給水器は良いですよ!!
2.ウェットフードを与えたりして食事に注意する
猫の食事には高水分のフードを選ぶか、湿気のあるフード(ウェットフード)を食べさせることで水分摂取を食事で促すことができます。
特にドライフードを主食にしている猫ちゃんには、水分補給には気を配る必要があるのでおすすめです。
市販のウェットフードには、「水分補給」と謳ったフードが色々と販売されていますよ。
3.水のボウルを複数個用意し、家の中の様々な場所に置く
猫が水を飲む場所を複数用意し、部屋の各所に水の入った容器を配置すると猫が水を飲みやすくなります。
お家で放し飼いにされている方は、いろんなところに猫ちゃんの給水ポイントを作ってあげるのがベストです。!
先ほども紹介しましたが、頻繁に水換えができない箇所には自動給水器を置いておくのはおすすめですよ!
4.快適な環境で過ごせるように気温管理を行う
猫が快適な環境で過ごせるように、暑い季節には涼しい場所を作ってあげることが大事です。
必要に応じてエアコンや扇風機を使って体温の上昇を防いであげると良いですよ!
5.猫が水を飲む量・回数をチェックする
異変に気づくには、猫が飲んでいる水の量や回数を普段からチェックしておくのも効果的です。
普段飲む水の量・回数が明らかにおかしい時は、調子が悪くなる前触れとか、調子が悪い時かもしれません。
猫が飲む水の量をチェックする方法は以下の通りです。
- 軽量カップで水の量をはかり、水飲み用の容器に入れる
- ※飲水量をはかるときは、猫がその水だけを飲むようにすることです。他の水飲み容器は置いておかないようにしてください。
- 24時間後に残った水を軽量カップに入れて飲んだ水の量を計る
- ※飲水量は日によって変わるので1週間くらい毎日計って平均値を出すと良いです。
猫が1日に飲む水の量の理想は、以下の通りです。
- 3㎏台 150㎖
- 4㎏台 200㎖
- 5㎏台 230㎖
上記の数値は一つの目安として考えていただけると良いです。
多頭飼いの場合、なかなか1匹ずつを計るのが難しいと思います。
その場合、Toletta(トレッタ)のようなスマホで管理できるシステムトイレを導入するのがおすすめです。
トレッタには「AIねこ顔認識技術」が搭載されたカメラがついているので、猫を見分けてそれぞれの猫のトイレに関する指標をスマホで一括管理ができます。
※トイレに関する指標:体重、尿量、尿回数、入室回数、滞在時間、経過時間
> ねこの小さな変化に気づけるトイレ「Toletta(トレッタ)」公式サイトでチェックする
6.病気やストレスの対応。
猫が病気にかかっていたり、ストレスを感じている場合も、食欲が落ちたり水を飲まなくなったりするので注意が必要です。
病気の場合は適切な治療や環境の改善を行い、ストレスの場合はたくさん遊んであげたり過ごしやすい環境に整えてあげたりしてください。
以上が、猫が脱水症状を起こす前に予防策としてできることになります。
猫が脱水症状だとどうなる?見分ける方法
猫が脱水症状になると以下のような症状があります。
- 元気がない
- 食欲がない
- 尿量が少ない
- 口や目の粘膜が乾燥する
- 皮膚がたるむ
- 呼吸が速くなる
- 脈が速くなる
- 意識がなくなる
脱水症状がひどくなると、命にかかわる場合もあります。
猫がこれらの症状を呈したら、すぐに動物病院を受診するようにしてください。
猫の脱水状態を判断するための「テントテスト」
テントテストは、猫の脱水状態を判断するための簡単な方法です。
1.猫の背中、肩甲骨の間の皮膚を親指と人差し指で軽くつまみます。
2.皮膚をつまんでから離します。
3.皮膚が元に戻るまでの時間を測定します。
- 皮膚がすぐに元に戻る場合:猫は脱水状態ではありません。
- 皮膚が元に戻るのに時間がかかる場合:猫は脱水状態になっている可能性があります。
皮膚が元に戻るのに時間がかかる場合は、猫に十分な水分を与えるようにしてください。
猫に水を与えても皮膚が元に戻らない場合は、動物病院を受診してください。
猫が脱水症状になっていたらどうする?
猫が脱水症状になってしまったり疑われる場合は、早急に対処が必要です。
基本的に対処法は、しっかりと水分を取らせることです。
薄めた経口補水液を飲ませる
猫が脱水症状を起こした時は、薄めた経口補水液を飲ませてあげてください。
ペット用のポカリスエットがおすすめです。
人間用のスポーツドリンクを飲ませても大丈夫なんですが、猫に与えるときは2倍以上に水で薄めて与えてください。(飲ませる時は、スポイトなどで少量ずつ)
餌をウェットフードにして水分を取らせる
水をなかなか飲もうとしない猫ちゃんには、餌から水分補給をさせることです。
ウェットフードの中には、餌を食べながらしっかりと水分補給できるようになっているフードも売られているので、そういったのを与えてみるのはおすすめです。
ただ、どうしてもウェットフードを受け付けてくれない猫ちゃんには、ドライフードに水分を含ませて与える方法も効果的です。
動物病院に行く
猫が脱水症状の疑いがある場合は、できるだけ早く獣医師に相談してください。
診察が必要であればすぐに受診するようにしましょう。
獣医師が猫の状態を診て、適切な治療や処置を行ってくれます。
まとめ:猫も脱水症状になる!脱水症状の見分け方・予防・対処法を解説
今回は、猫の脱水症状について、脱水症状になる理由や見分け方・予防方法などを解説しました。
この記事を参考に、普段から猫ちゃんの様子をチェックして脱水症状には気をつけておかれると良いですね。
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