猫飼いさんあれ？うちの猫ちゃん、最近涙やけが気になる…
愛猫家のあなたはそう思っていませんか？
猫の涙やけは、目の周りの赤茶けた汚れが目立つ症状です。
分かりづらいですが、以下の写真は我が家の三毛猫ちゃんの涙やけしているお目目（左）です。
見た目が気になるだけでなく、実は猫ちゃんにとって不快な場合も。
今回は、猫の涙やけの原因や対策、予防法まで、具体的な方法をまとめました。
愛猫とずっと一緒に、笑顔で過ごすためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね！
猫の涙やけとは？
猫の涙やけは、目から分泌された涙が溢れて目の周りの皮膚や被毛に付着し、雑菌が繁殖することで赤黒い汚れとなって現れる症状です。
先天的な体質や眼疾患、アレルギーなどが原因となることがあります。
猫の涙やけの原因
猫の涙やけは、涙に含まれる成分が酸化したり、雑菌が繁殖したりすることで起こります。
主な原因は以下の通りです。
- 涙の過剰な分泌
- 涙の成分と雑菌
- 猫種による特徴
1. 涙の過剰な分泌
鼻涙管の閉塞や狭窄
涙は本来、鼻涙管を通って鼻へ排出されますが、生まれつき閉塞していたり、炎症などで狭窄したりすると、涙がうまく排出されず、目から溢れてしまいます。
眼疾患
結膜炎、角膜炎、眼瞼内反などの眼疾患は、涙の過剰分泌を引き起こします。
アレルギー
ハウスダストや花粉、食べ物などが原因でアレルギー反応を起こし、涙の量が増えることがあります。
異物や刺激物
ゴミや毛が目に入った時や、煙や香水などの刺激物によって、涙が過剰に出ることがあります。
2. 涙の成分と雑菌
猫の涙には、鉄分やタンパク質などの成分が含まれており、これらが酸化すると、涙やけ特有の赤茶けた色になります。
また、涙やけの部分は湿っていて雑菌が繁殖しやすく、炎症が悪化することもあります。
3. 猫種による特徴
ペルシャやヒマラヤンなどの短頭種は、顔の構造上、涙が流れやすく、涙やけを起こしやすい傾向があります。
猫の涙やけ、効果的な対策とは？
猫の涙やけの対策は、原因によって異なります。
1. 原因治療
- 眼疾患
- 動物病院で適切な治療を受けましょう。点眼薬や内服薬などが処方されます。
- アレルギー
- アレルギーの原因を特定し、除去することが重要です。食事療法や環境改善など、獣医師と相談しながら進めていきましょう。
2. 日常的なケア
- 目の周りの清潔を保つ
- 涙やけ部分を湿らせたコットンやガーゼで優しく拭き取ります。ぬるま湯を使うと、より効果的に汚れを落とせます。
- 専用の洗浄液の使用
- 動物病院で処方される涙やけ用の洗浄液は、汚れを落とすだけでなく、消臭効果や抗菌作用も期待できます。
- 目の周りの被毛を短くカット
- 涙やけ部分を清潔に保つため、また、毛が目に入って刺激になるのを防ぐために、目の周りの毛をこまめにカットしましょう。
3. 食事の改善
- アレルギー対応フードへの切り替え
- 食物アレルギーが疑われる場合は、獣医師に相談の上、アレルギー対応フードへ切り替えることを検討しましょう。
- 清潔な水と食器
- 常に新鮮な水を用意し、食器はステンレス製など、雑菌が繁殖しにくい素材を選びましょう。
4. 環境改善
- アレルゲンの除去
- ハウスダストやダニ対策として、こまめな掃除を心がけましょう。空気清浄機の使用も効果的です。
- ストレス軽減
- 猫がストレスを感じないよう、安心できる環境作りを心がけましょう。
猫の涙やけを予防するには？
猫の涙やけは、完全に防ぐことは難しいですが、日々のケアで症状を軽減することは可能です。
- 毎日の目の周りのチェックとケア: 涙や汚れがないか、毎日チェックし、必要があれば優しく拭き取ります。
- 定期的な健康チェック: 定期的に動物病院で健康チェックを受け、早期発見・治療に努めましょう。
- 生活環境の見直し: 清潔な環境を保ち、猫がストレスを感じないよう、配慮しましょう。
我が家の猫の涙やけ体験談
我が家の猫も涙やけがあります。この子は性格が神経質で、ストレスが原因の一つと考えられます。
他にも食べ物も関係しているようで、普段はグルテンフリーの食べ物を食べていますが、たまに違うものを食べた時に涙がひどくなります。
頻繁ではないため、病院には行っていませんが、考えられる原因に対処することで症状が落ち着いています。
例えば、ストレスを軽減するための環境づくりや、食事に気を付けることで、涙やけの症状をコントロールしています。
また、この子は本当に神経質なので、病院に行くこと自体が大きなストレスとなります。連れて行こうとすると本気で引っ掻いたり齧ったりしてくるため、よっぽど命に関わる場面でない限り、病院には連れて行けません。
そのため、家庭でのケアが非常に重要です。
なので、涙やけが気になっている方は、一番良いのは獣医さんに相談することです。
ただ、我が家の猫のようにどうしても病院には連れて行けない場合は、思い当たる原因となることを改善するのが良いでしょう。
少しでもあなたの猫ちゃんの涙やけがおさまると良いなぁと思います。
猫の涙やけ、その原因と対策は？のまとめ
今回は、猫の涙やけの原因や対策、予防法まで、具体的な方法をまとめました。
猫の涙やけは、原因に合わせた適切な対策をすることで、改善できる可能性があります。
飼い主としての責任を果たし、愛猫の快適な生活をサポートしてあげてください。
涙やけが続く場合は、早めに獣医師に相談し、適切な治療を受けることが大切ですよ！
コメント